「Unity 産業DXカンファレンス 2025 – 東京」に参加してきました。
エーアスクール代表の中川です。
去る 6月11日(水) 10:00-18:00 TODAホール&カンファレンス東京 にて開催された ゲームエンジンUnityで培ったリアルタイム3D技術を活用した最新の産業分野の事例を集めた講演・展示会「Unity 産業DXカンファレンス 2025 – 東京」に参加してきました。

unityは、ゲームエンジンというイメージがありますが、実はいろんな産業分野で活用されています。
自動車や飛行機などの乗り物のシミュレーションや、自動車のHMI(ヒューマンマシンインターフェース)、建設現場の事故防止のための訓練用シミュレーション、ロボットの遠隔操作プログラムや、家具などの商談用アプリなど。
ゴーグルをつけて、VR、MR、ARと言われるバーチャルの世界を体験してきました。
VR (Virtual Reality: 仮想現実)…ヘッドマウントディスプレイ (VRゴーグル) などを用いて、完全に仮想の3D空間に没入する体験を提供。
AR (Augmented Reality: 拡張現実)…現実世界にデジタル情報を重ねて表示する技術。現実世界がベースにあり、そこにデジタル情報を加えることで、現実世界の拡張体験を提供。
MR (Mixed Reality: 複合現実)…VRとARの両方の要素を組み合わせ、現実世界と仮想世界を高度に融合させた体験を提供。


世界中の様々な企業でUnityは活用されています。
トヨタ自動車、SONY、Panasonic、キャノンといった世界を代表する国内メーカーのみならず、世界の様々な業種、企業で使用されているようです。
Unityは、開発者の数も多く、開発ユーザーコミュニティが充実しており、XR(現実世界と仮想世界を融合させる技術の総称。VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの技術)デバイス連携も充実。シンプルなUI操作でデータ確認ができるので、多くの企業で、様々な分野で採用されています。

Apple Vision Proで、MR(複合現実)の世界を体験しています。

一番左のノートパソコンに映っている画像が、実際に、中川がApple Vision Proを通して見ている世界です。
目の前にある車を手で掴んで、上下左右に移動させたり、大きさを変えたりできます。とても刺激的でした。


実際に存在する街並みを再現した空間で、自動運転車のシミュレーションをしたり、航空機のシミュレーションなど、Unityで作った世界が、社会のいろんな場面で使われているのが体験できました。
現在、Unityを通して、プログラミングを学んでいる子供たちの将来の夢につながるよう、ゲームだけではなく、いろんな社会インフラの貢献にもつながることを紹介していきたいなと思いました。

世界を代表する自動者メーカーであるトヨタ自動車も、2023年からHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)にUnityを採用して開発しているとのことでした。
ヒューマン・マシン・インターフェース…人(Human)と機械(Machine)が情報をやりとりするための接点(Interface)のこと。
つまり、人が機械を操作したり、機械の状態を知ったりするための仕組みのこと



百貨店や航空機のトレーニング、車のデモなど様々な分野でUnityが活用。





一番左の写真は、地上数十メートルでの高所作業のシミュレーションを行う装置です。Apple Vision Proを使い、実際の建設現場の安全教育シミュレーションとして活用。
ほんとに足がすくむかと思いました。
生徒と一緒にこのように広く社会で使われているプログラムやUnityの体験ができれば、夢が広がりますね。
また、情報収集して、面白そうなものは共有させていただきたいと思います。
ご一読いただき、ありがとうございました。 代表 中川