プログラミング教育について
こんにちは、教室長の中川です。
今回は、『プログラミング教育』についての記事を書こうと思います。
プログラミング教育を行うには、当たり前の事ですが、「プログラミング」という事が何なのかを理解する必要があります。
プログラミングとは簡単にいうと、
1.作りたいものを設計し、
2.プログラムを作り、
3.テストする。
ということです。
多くの人は、2だけがプログラミングだと思っている気がします。
そして、通常、プログラミングは、通常、1回で完璧なものは作れません。
必ずバグ(不具合)が出ます。
ですから、2と3は繰り返す必要があります。
つまり、
1→2→3→完成
ではなく
1→ 2→3→2→3→2→3→2→3→完成
のようなイメージです。
失敗を検証し、トライ&エラーで成功に近づけていく作業がプログラミングなのです。
それを子供たちに教えていく必要があります。
例えば、
・もしA>100なら処理A
・もしA<=100 かつ A>10なら処理B
・どれでもなければ、処理C
というロジック(プログラム)があったとします。
これは、テストして、3パターンの処理が全てうまくいくのか確認する必要があります。
処理Aだけ上手くいって出来たというのは論外ですが、
例えば、
・Aが200のとき、処理Aが動き、
・Aが50のとき、処理Bが動き、
・Aが5のとき、処理Cが動く
というのを確認するだけでもダメです。
この場合は、しきい値の
Aが100のとき、101のとき、10のとき、11のときの最低4パターンのテストをしなければなりません。
これが論理的思考の強化に繋がると思います。
プログラミング教育は、プログラムの作り方を教えるだけではダメで、成功に導くまでの過程を教える事も大事なのです。
それが、諦めない心を育てたり、
出来た時の嬉しさや楽しさを育てながら、思考力を伸ばすということに繋がって行くと思います。