プログラムのデバッグとは?
教室長の中川です。
プログラムが動かない。
レッスン中、プログラムが動かないという問い合わせがあります。
そんなときは、デバッグしましょう。
不具合のことをバグ(虫)といいまして、それを直すことをデバッグと言います。
デバッグの仕方を教えるスクールは少ないんじゃないかと思いますので、簡単にやり方(考え方)を記載いたします。
まず、本当に動いていないのか?
これを確認する必要があります。
例えば、
プログラム開始
↓
A処理実施
↓
B処理実施
↓
C処理実施
↓
終了
というプログラムがあったとします。
ここに、A処理の最初、B処理の最初、C処理の最初にメッセージ出力を入れます。
メッセージ出力とは、画面にメッセージを出す処理ですね、これを入れる事で、どこまでプログラムが動いたか確認できます。
例えば、A、B処理が動いてて、C処理が動いていない事が確認できれば、B処理のロジックに問題がある事が分かります。
A、B、C処理全てが動いているのであれば 処理Cに、
A処理しか動いていないのであればA処理に、
問題がある事が分かります。
そのように、問題のあるロジックを絞り込んでいきます。
そして、最終的に、問題の箇所が絞り込まれたら、そこを直します。
変数が間違っていたり、インクリメント(変数の増分)が間違っていたり、原因が分かります。
そこを直して、再度、テスト。
これの繰り返しで、バグを潰して(直して)いきます。
原因を調べて直してうまくいくと、喜びはひとしおです。
今日デバッグした小6の男の子も大人しい子でしたが、とても喜んでいるのがよく分かります。
次からは自分で調べてくれるでしょう。