プログラムのデグレードについて
教室長の中川です。
デグレードのとは、グレードが下がることを言います。
(デ)グレードですね。
何かプログラムを修正した際、以前動いていたはずのところが動かなくなったりすることを言います。
先日、こんなことがありました。
「先生、急にプログラムの○○が動かなくなった」
「どうしたの?さっきまで動いていたよね?」
「うん」
「じゃあ、さっき動いていたときからプログラムに手を加えたところを元に戻してみよう」
といって、手を加えたところを元に戻してもらったら、うまく動くようになりました。
どうやら、プログラムを修正する際、修正の仕方に問題があり、元々大丈夫だったところにまで影響を与えていたようです。
このように、プログラムをデバッグする際、時系列に問題を絞りこんでいく方法も有効です。
・うまくいっていたときがあり、ある時点からうまく動かなくなった。
↓
・ということは、ある時点以降に手を加えたところに問題があるはず。
というように、論理的に問題個所を絞り込んでいきます。
プログラムの用語ではスコープ(影響範囲)の絞り込みといいます。
プログラムのデバッグ(不具合の修正)に慣れてないと、どこをどういうアプローチでデバッグしていけばよいかわからず、プログラムの正解例と、子供が作ったプログラムをにらめっこして、間違い探しのようなことをしがちなのですが、これだと、時間がかかるし、何より論理的アプローチの訓練になりません。
特に、プログラムをどんどんカスタマイズしていっている生徒なんかは、このように「デグレードを起こしたのではないか?」という観点からデバッグの手法を教えるのも有用です。
生徒が自分でプログラムを元に戻し、原因を突き止めたときの喜んだ顔は嬉しいですね。
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